信夫山の春の小さな花々
今年も冬に雪が少なく、時々登っていたのですが、4月13日土曜日に少し長い距離を歩きました。
仕事が終わってから14時半くらいにクリニックを出て、東陵高校のわきを登り、小金山公園を経て冒険の森をかすめて東側の信夫山周回道路に出ました。この道路沿いに、古峰神社の鳥居の手前に、左に登る虎取山野神神社に登る鳥居があります。そこから虎取山野神神社を経てその上の立石山(たついしやま)山頂へ。そこから尾根伝いにややキツイ長い坂を上って信夫山第二の高峰、熊野山山頂を経て、羽黒山まで歩きました。NHKの「日本百低山」では、そこからさらに烏ヶ崎まで縦走しています。
今回はこのうち、周回道路の南斜面(信夫山の北斜面)から熊野山山頂まで沢山の花が咲いていましたので少し紹介いたします。
カタクリの花はお彼岸の頃信夫山研究会で清掃を兼ねて歩いた時に、七曲りを下りる斜面などの北斜面にところどころありましたが、まだ花はほとんど咲いていませんでした。この時には、北斜面の所々に群生して咲いているのがみられました。研究会のメンバーから教えて頂いた情報として、カタクリは朝早くには咲かないので、見たい時にはゆっくり行くこと、更に、一枚の葉のところには花が出ず、二枚の葉の間から出る、などがありました。
歩くルートを考えながら先を急いでいたこともあり、危うく見逃すところでした。
花が2輪、3輪と咲いている株もありました。
ファンが多い花ですが、群生していても地味?であまり目立ちません。枯れ葉に覆われているところが多いのも理由でしょうか。
信夫山周回道路から虎取山野神神社に登る入口にある鳥居。
虎取山野神神社を上から見たところ。この神社については以前のブログで書いているので、違う角度の写真を載せます。床を支えている木材が朽ちているのが分かるでしょうか?周回道路からこの神社に至るルートは急な坂もあり、途中道がはっきりしないところもあって、登るのに難渋します。
虎取山野神神社経由で登ってくると、この電波塔の向こう側に出ます。
立石山山頂には、小型の塔があり、建物のドアに付いている看板を見ると、テレビ局各社が使用している電波中継のための塔のようです。
看板の上に、丁度「ルリタテハ」がとまっていました。
電波塔のところから反対側に進むと、展望の良い岩場が見えてきます。立石の巨岩と呼ばれるものです。
この岩を回り込んで下りていくと、信夫山周回道路の古峰(こぶがはら)神社の鳥居のところに出ます。
立石山の岩場から吾妻連峰を遠く望んだ写真です。左に烏ヶ崎のある羽山が見えています。そこから右に続く低い山は日向山です。
ここからみる新幹線は横に走っており、信夫山トンネルに繋がっていきます。
立石山から熊野山に続く尾根道。熊野山の頂上にみえる電波塔から尾根沿いに電線が真直ぐ引かれており、それに沿う一直線のかなり急な坂です。この道に沿って小さな草花が満開でした。
タチツボスミレ、でしょうか?拡大して撮影しましたが、2㎝足らずの小さな花でした。あちこちに群生していました。
ショウジョウバカマ。
この日は出だしが遅かったのと、草花の写真を撮りまくって歩いたので、この先熊野山から羽黒山まで行ったところで2時間ほどかかってしまい、烏ヶ崎までの縦走は諦めて、羽黒神社の旧参道を降りて下山しました。