院長挨拶

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院長挨拶

新年おめでとうございます。

2022年2月1日に君島乳腺クリニックを開業して間もなく2年になります。
この間、乳腺診療の体制はひとまずほぼ確立しましたが、内部の細かい調整によって、少しでもスムーズに診療が行えるように今後も努力してまいります。

昨年は初めての試みとして、10月にピンクリボン運動を展開するJ.POSHが全国に呼び掛けて実施している、マンモグラフィ サンデー;JMS(Japan Mammography Sunday)の運動に参加しました。10月15日(日)の午前中に、市民検診(自治体検診)および自費検診を受付たところ、予定を超える、32名の方が受診されました。具体的な内訳の数字は以下の通りです。
市民検診:合計24名 (40代 7名、50代 12名、60代3名、70代 1名、80代 1名)
自費検診:合計8名 (超音波のみ3名.マンモグラフィ&超音波 5名)
年代別内訳で分かりますように、仕事をお持ちの率が高い40代、50代の比率が圧倒的に高い結果でした。受検者の中には、「日曜日だから検診を受けに来ることができた」と喜んで帰られる方、「前から乳がん検診受けたかったけれど、仕事休んでまでは受けようと思えなかった」とおっしゃる方、「日曜日なのに検診をやってくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてくださる方などがいらっしゃり、多くの方が今回のマンモグラフィーサンデーを評価して下さいました。この結果を受けて、今年もこの取り組みに参加するとともに、働き盛りの女性が一人でも多く乳がん検診を受けることが出来る体制を整えていきたいと考えています。
なお、昨年の乳がん検診は、2023年6月から福島市および近隣自治体のマンモグラフィ検診が開始され、12月までの7か月間施行されました。当院での検査数は昨年と比較し、1.4倍に増加していますが、単にクリニックが周知され始めたことによるものか、実際に検診受診率が増加しているのかは不明で、市の検診結果のまとめを参考に判断しなくてはなりません。

また、アオウゼさんからのご依頼を頂き、11月に乳癌についてかなり広範囲な内容でのお話をさせて頂きました。30名ほどの方々が集まって下さり、質疑応答も含めて1時間半の長時間でしたが、熱心にお聞きいただきました。お話しする側としても大変ありがたく、このような情報に対する需要も大きいことが実感出来ましたので、今年も積極的に取り組んでいきたいと考えています。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年1月

君島乳腺クリニック
院長  君島 伊造

院長ブログの内容は以下の通りです。

  1.  乳腺に関する豆知識は、一般の方々や患者様方に興味を持っていただけそうな乳腺に関する事柄の解説を載せていきたいと思っています。「リビング福島」に書かせて頂いた記事はここに転用し、その追加解説があれば付けるようにします。
  2.  天体写真は、院長挨拶の最後に載せ始めていた、私の趣味である天体写真をブログの中に独立させました。今後さらに充実させていく予定です。
  3.  信夫山を新たに作りました。「ざっかん」のほとんどが信夫山に関することになってしまったからです。
  4.  ざっかん(雑感)では、他愛も無いことをその時の気分で書いていきます。その日に興奮するようなことがあれば、という程度で考えています。

日記もほとんど書いたことが無い人間ですので、更新は気分次第、ということにさせて頂きます。

院長ブログはこちら

経歴

1953年5月5日 栃木県宇都宮市生まれ(福島育ち)
1972年3月 福島県立福島高等学校卒業
1978年3月 福島県立医科大学卒業
4月 福島県立医科大学第2外科(遠藤辰一郎教授)入局
福島県立医科大学第2外科助手
1987年 福島県立医科大学第2外科 乳腺グループ チーフ
以降、阿部力哉教授に師事し、主として乳癌の臨床、研究に従事
1992年4月 福島県立医科大学第2外科講師
2002年1月31日 福島県立医科大学退職
2002年2月1日 仁泉会医学研究所(みなみクリニック)入職
2002年12月1日 北福島医療センター、乳腺疾患センター長(~2017年3月31日)
2017年4月1日 以降は引き続き、乳腺外科医として乳腺疾患センターに勤務
2022年1月31日 公益財団法人仁泉会 北福島医療センター退職
2022年2月1日 君島乳腺クリニック開業

現在に至る

専門分野 外科腫瘍学(特に乳癌)
乳癌に対する温存療法、乳癌の悪性度に関する研究
学位取得 医学博士(1984年)腫瘍摘出標本におけるNMR測定の意義
-特に水のプロトン縦緩和時間を中心に-
所属学会 日本乳癌学会、日本乳癌検診学会、日本外科学会、日本臨床外科学会、日本癌治療学会 など
役員、資格等
現在 臨床修練指導医
日本乳癌学会認定:乳腺専門医(認定登録番号、第0322号)
乳腺指導医(認定登録番号、第0347号)
日本外科学会認定:外科専門医
過去の委員など 日本緩和医療学会
「がん疼痛治療ガイドライン作成委員会」委員
厚生労働省がん研究助成金研究協力者
「乳房温存療法切除断端の病理診断の標準化と術後観察の適正化に関する研究」班
日本乳癌学会 official journal, ”Breast Cancer” 編集委員
日本乳癌学会 学術委員会 委員 など
主催学会
第1回 日本乳腺疾患研究会(第15回日本良性乳腺疾患研究会) 会長(2009年2月14日福島)
第18回 乳癌基礎研究会会長(2008年7月12日-13日福島)以上

資格等の認定証

   

天体フォトギャラリー

私は子供のころから、宇宙に憧れを抱いていました。大学勤務時代に天体望遠鏡を購入しましたが、睡眠を削って仕事をしている状況では望遠鏡をのぞく余裕もなくておりました。最近になり、撮影機材が手に入りやすくなったこともあり、天体写真の撮影を始めました。その成果を少しずつ紹介して参ります。
なお、フォトギャラリーのNo7の後は、院長ブログの天体写真に載せてありますので、引き続きご覧下さい。

1
7月2日の未明に撮影した土星です。気流が安定していたため、綺麗な写真を撮ることが出来ました。
2
同じく、7月2日の未明に撮影した木星です。中央やや下に、木星のトレードマークである大赤斑が見えます。表面の模様も複雑で神秘的です。大赤斑の右側やや下に白い小さな円盤像が見えますが、木星の表面を横切っているガリレオ衛星の一つ、エウロパです。
3
白鳥座の右の羽根に相当する部分の近くにある、散光星雲です。これは爆発した星の残骸(ガス)が1万年ほどかかって(諸説あります)現在の場所まで広がったと考えられています。赤と緑のガスの色のコントラストが綺麗です。この辺りは天の川にかかっているので、背景に沢山の星が見え、美しさが一層際立っています。

随分さぼってしまいましたが、天体写真を追加いたします。2022年10月2日に撮影したものです。4は木星、5は火星、6は天王星です。これら3枚は同じ倍率で撮影し、縮尺も同じです。

4
木星は前回の写真同様、大赤斑が見えています。木星は写真の左から右に向かって自転しています。10時間ほどで一周するので、大赤斑は1時間みていると大きく右に移動します。
5
火星は木星と比較するとかなり小さいのが分かります。今回の接近では12月1日に地球に最も近づきましたので、その頃はこの写真より1.5倍くらい大きくなっていたはずです。表面の模様が見えていますが、今回の接近では、最接近が冬にかかってしまい、気流が悪い日が多いのであまり写真を撮りませんでした。今回は大きさの比較のためにご紹介しています。模様の説明など、あとで整理して追加いたします。
6
天王星はさらに小さく、模様が殆どなくて、ただ青緑色に見える、ある意味つまらない対象です。火星と比べてもかなり小さいのが分かります。
この天王星の直径を1とすると、5の写真の火星は3.2倍ほど、4の木星は13.5倍ほどあります。
7
少し露出を長くして天王星の衛星(月)を写したものです。天王星本体は露出オーバーで真っ白くなってしまっていますが、その周囲に見えている小さな星が天王星の衛星です。尚、縮尺は4~6の三枚の写真より拡大してあります。

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診療科目:乳腺外科
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