信夫山情報2ー虎取山野神神社
これは、百低山の番組では紹介されていませんでしたが、古峯神社の上、周回道路からさらに登ったところにある虎取山野神神社という神社を紹介します。北東方向、伊達方面が見渡せる立石の巨岩からは、電波塔を挟んで反対側を少し下ったところにあります。
周回道路に鳥居があり、そこから登っていくのですが、まずどこに行ったらいいの分らず、以前最初に登った時には神社にたどり着けずに、藪をかき分けてようやく熊野山(信夫山で2番目に高い、標高268m)に続く道路に出たことがありました。
その後何とか、誰かが通ったかと思われるような岩の間をよじ登り、たどり着くことができてからは、何度も行きました。
この神社そのものは、ほとんど誰も来なそうな、岩を回り込んだ(写真)行き止まりに、今にも朽ち落ちそうにひっそり立っています(写真)。日本では山の斜面や岩場に神社がまつられていることが珍しくありません。このような斜面に立つ神社でよくみられる建築形式に 山の斜面にせり立つように作られる懸造りというのがありますが、規模は極小ながら、少し貧弱な足場をみてそれを思い出しました。大規模なものでは、清水寺がその様式のようです。
祠の奥には、神社の名前が書いてありますが、何とか、「虎取山野神神社」と読めるでしょうか。
写真は殿舎の中からの遠景です。下床が抜けないか、慎重に中に入りました。北東の方角、伊達方面が見えているようです。
尚、下に、国土地理院の地図から、信夫山の部分を示します。赤線で囲った部分にこの神社があります。